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薬剤師国家試験の勉強方法

数年前ですが、薬剤師国家試験を受けました。僕の受けた年の合格率は6年制が始まってから最低だったと思うのですが僕の勉強方法を教えます。

ちなみに僕の得点は270点(全345問)くらいだったと思います。平均点が230点くらいだったと思うので270点だとちょっとは余裕がありました。僕は私立の薬学部に現役合格し、国家試験にも1発で合格しています。

 

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勉強を始めた当初は受かる気がしない

勉強を開始する前に過去問を解いたのですが、難しすぎて受かる気がしませんでした。なぜなら、範囲が広すぎて昔勉強したところなんて記憶に残っていないからです。

でも、勉強していくと徐々にそこまで難しくなくなるのでご心配なく。

とりあえず、難しいからといって諦めないことですね。

これが一番大事です。

6年間で自分に合った方法を模索する

落ちた人の言い訳を聞いていると、勉強するのが遅すぎたとよく言っていますが6年間も大学に通ってその理由はおかしいです。さすがに6年も学校に通い、多くの試験を受け、自分の実力を把握しているはずなのに勉強開始時期を言い訳にするのは間違っている気がします。

自分の実力を考え、どれくらい前から開始する必要があるかくらいはわかっておくべきです。

 

勉強開始時期

僕は公務員試験を受けようと思っていたので、かなり前から始めていました。6年生になった直後くらいだっと思うので4月くらいですね。もう少し前だったような気もします。

 

でも、12月の模試を受けてもう勉強しなくていけると思ったのでそこからはほぼ勉強していません。確か1、2月は1日1時間未満で勉強しない日も結構ありました。

 

普段の定期試験と違って地道に勉強しないといけないので、嫌いな人は多いと思いますが定期試験より内容はずっと簡単だと思います。

 

平均勉強時間

僕は一夜漬けみたいに追い込むのが苦手なので、毎日3時間程度勉強していました。それ以上は研究室で研究もやらないといけなかったのでやれなかったです。

というより、僕は1日に何時間も勉強するのが苦手なので3時間が限界でした 笑。

 

夜型か朝型か

朝型でした。毎日21時か22時くらいに寝て、4時くらいに起きて登校前まで勉強するという感じでした。

帰宅後は勉強せずに、一人暮らしだったので家事をしてから寝るという生活です。

 

どっちでもいいと思いますが、帰宅後は眠くなるのですぐ寝てました。

 

僕は朝型でもあり夜型でもあるので朝がきつくなってきたら夜型に変えたりその逆を試してみたり色々模索した結果、最終的には朝型で落ち着きました。

覚えるのではなく理解することを心がける

覚えることに意味はないとは言いませんが、暗記してもすぐ忘れるのでなぜそうなるかを常に理解した方が結果的に覚えれるし効率がいいです。特に勉強を始めたばかりの時期は暗記系の科目は後回しにしたほうがいいです。どの教科が暗記系の科目かと言われると難しいですが 笑。

 

例えば、有機化学の電子の動きとかは必ず理由があるので、それを理解しないと全部暗記しないといけなくなるので途方も無い作業になります。ある程度理屈がわかってくるとあとはその応用だけでかなり多くのことを学べます。

その後、色々問題を解いているとスイスイ頭に入ってくるようになるので、最終的に暗記してしまったということも少なくありません。もちろん、理屈は説明できますが。

 

落ちた人を見ていると、理屈を大切にせず覚えることに重点を置いている人ばかりでした。昔はそれで通用したかもしれませんが、最近は試験問題も工夫してきているので暗記は悪でしかないです。

早い段階でドクターハウスを見ること

ドクターハウスはアメリカの医療系のドラマなのですが、日本の医療ドラマみたいに手術に焦点を当てるのではなく、診断が中心なので病気の症状とかがよくわかるんですよね。

僕は大学1年か2年くらいの時に見始めて、繰り返し見たりもしました。国家試験目的で見たのでは無いのですが、結果的に薬理とか病態、薬物治療とかにすごく役に立ちました。特に病態。

 

でも6年生になってから見ると、時間が足りなくなると思うのでなるべく早い段階で見ることをお勧めします。勉強というより娯楽感覚で見れますよ。

字幕版は難しいので吹き替え版をオススメします。

 

無理に覚えようとしない

みんなすごい量を覚えていますよね 笑。

僕には無理でしたというより、覚える気がそもそもありませんでした。

 

衛生とかあんなくだらないこと覚える気になりませんでした 笑。

例えば、キトサンの表示で正しいものは『コレステロールが気になる方の食生活の改善に役立ちます』です。

僕はこの手のことが全く覚えれなかったので、覚えませんでした。案の定、本番の国試で出て間違いました 笑。

でも、たったの1点なので、これを覚えることに時間を使うより別のことに時間を使った方がいいと思います。

さらにこれを覚える意味がわからなかった(今後役に立つことはない)って理由もあります。

 

 

薬名とか有名どころしか覚えていません。てか、量が多すぎて覚えるには無理がありますので、〜スタチンときたら抗高脂血症、〜サルタンなら抗高血圧など簡単なものを例にあげましたができるだけ覚える量を減らしましょう。

 

 

正直、国家試験に受かるだけなら完璧な暗記は必要ありません。なぜなら、マーク式だからです。薬名は有名どころだけ抑えて、あとは適当に語尾から推測するのがいいと思います。実際、新薬とかが国試で出てくると厳しいですからね。まあ、新薬が試験に出てくるとそれが回答になることはないと言われていますが。

 

薬理は簡単

僕は薬理は好きではないのですが、本番ではパーフェクトだったか1問ミスったくらいでした。国試の薬理はレベルが低いので得意でなくても高得点可能です。

しかし、これを難しいと感じているのであれば勉強不足だと思います。

 

過去問を見てみると薬理だけやたらと簡単な問題が多いのがよくわかると思います。

 

計算問題ほど簡単な問題はない

国試の計算問題って電卓を持ち込めないので、簡単に作られていますのでここは落とさないほうがいいです。

薬物動態の微分積分を使って式を作って、グラフを書くなんてことをしなくていいのでめちゃめちゃ楽です。

受験時間はバカみたいにある

TOEICと違って、受験時間は基本的に余るのでゆっくり考えて解けます。僕はじっくり考えるタイプなので物理とか化学とかをじっくり考え始めるとかなり時間を使ってしまうのですがそれでも最終的には時間は余りますので焦らないようにしましょう。

 

予備校について

残念ながら国試に落ちてしまった後に予備校に行く人が多いと思いますが、6年生になった時点から予備校に行く人も少なくありません。

この予備校の効果について考えると疑問点がいくつかあります。

 

勉強した気になっているだけ

学校で授業を受けて、予備校でも授業を受けて家に帰ってから勉強する時間って残っているんですかね?

授業を受けた後は自分で振り返る時間を作らないと逆効果になるので6年生の段階で予備校に行くことに僕は否定的です。

 

 

何かしないと不安で仕方ない

僕から見たら、全然合格できるくらいの点数を模試で取っているのに不安だからって予備校に行く人がいました。

お金の無駄使い 笑?って思っていましたが、不安で仕方ないらしいです。

 

薬剤師の国家試験は正解率65%以上(各教科ごとの最低ラインはあるが)で合格になるので、バカにみたいに点数を取ったからといって高評価ということにはならないので、そこまでやらくても。。。って僕は思ったりしていました。

 

予備校が近道だと思っている

予備校の講師の質によると思いますが、くだらない講義をする講師も結構いました。僕の学校が予備校の講師に授業をさせている時期があったので僕も強制的に受けましたが、正直くだらないと思う授業が半分以上でした。僕の場合、その時間に別の勉強をしていて面白そうな話になったら耳を傾けるということをしていました。

 

 

でも、本当にいい授業をする講師がいるのも事実です。しかし、全体的な比率から考えると多いとは言えませんので無理をしてまで予備校に行く必要はないと思います。コスパはかなり悪いと思います。

 

 

たまに、美人な講師な人がいて真剣に聞いていましたが綺麗な人だなと思うだけで授業内容自体はつまらなかったですが、授業は楽しかったです 笑。

使った参考書

薬学ゼミナール 薬剤師国家試験対策参考書〈青本〉

 

薬学ゼミナール 領域別既出問題集

 

 

くらいです。

ちなみに参考書は一年前のを使用しました。理由は僕が勉強を開始した時に最新版がまだ販売されていなかったからです。結果的には1年前のよりページ数が少なくてよかったです。ですので、最新版にこだわる必要は全くないです。

 

 

薬学ゼミナール回数別既出問題集は学校で配布があった2年分くらい?をやった気がしますが、領域別のみで十分だと思います。

学校の図書館にメディセレの参考書(オレンジ本)があったので、どうしても覚えられないところだけを確認してゴロを参考にしてました。

ネットで調べるのもありだと思います。

 

模試の方が難しい

僕の時は模試で合格点を出していない人が、本番で受かるのは良くある話でした。

模試の成績だと一度も合格点に達していない人はかなり不安だと思いますが、合格している人もかなり多かったです。逆に模試で合格点を出しているのに本番で落ちたって人をあまり知りません。模試はかなり難しく作ってあるんですね。

 

国家試験前の情報

国家試験前1ヶ月くらいから、『国試にここが出る』とか『試験を作った人がうっかり喋っちゃった情報による』とかっていう情報が嫌でも入ってきます。

こんなの確認するだけ時間の無駄。

経験談から言うと『BRCA1遺伝子は乳がん』とかっていうこれだけみても意味不明な情報でしたが、白血病関係の問題が出た時に選択肢の一つがこれだったので選択肢の一つが消去できました。

僕の中で役に立ったのはこれだけでした。

 

こういう情報に振り回されてはいけないですよ。

 

また、この情報量が多すぎてしっかり確認していくと1日中かかるようなくらいあるのでかなり非効率です。

あと、こういう情報に振り回されている人は基本的に落ちていました。自信がある人はこの情報をみてそんなことも今頃分かってなくてやばくね!?って感じでバカにしていました。情報の中には知らないことも1/10くらいありますが、そんなこと知らなくても受かる人は受かります。

自分の頭でまとまっている知識を無駄な情報で荒らさない為にも試験前の変な情報は無視するのが無難です。グループラインで情報が回ってくると思いますが、既読スルーをオススメをします。

まとめ

今思い出せるだけのことを書いてみました。

まあ、ここに書いたことも僕が現役合格したという結果をふまえて書いたことなので人それぞれ違ったやり方があると思います。

参考になれば幸いです。

 

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