僕は薬が嫌いです。
僕が薬剤師になって良かったと思う唯一の理由は医者に騙されなくなったことです。
もちろん、良心的な医者も多いですが専門外だと当てにならないことも正直多いです。
今回は僕の個人的な意見なので反対意見も多いと思いますが、興味のある方は読んで見てください。
なぜみんなは薬が好きなのか
なんか薬を飲むと安心できる。
風邪やインフルエンザにかかったら薬は必須でしょ?
そう思っている人が多いと思いますが、本当に正しいでしょうか?
風邪で病院に行く必要はない
風邪に効く薬はない、これだけははっきりしています。
では、なぜ効いていると思うか。
プラセボ効果が大きいと思います。効果が証明されている薬と偽薬を別の患者に飲ませると(偽薬とは患者には言いません)、偽薬の方も効果が現れるというものです。これは薬の臨床試験でも行われていることです。
簡単に言うと効いている思うから効いていると言うことです。
気持ちの問題が大きいってことです。
病院って待ち時間が結構ありますよね?
あの時間に悪化することが多いので、家で寝ている方が良いケースはかなり多いです。
実際、僕はそうしています。社会人になってからは風邪すらひいたことはありませんが 笑。
では、いつ病院に行くのか
それは1週間経っても症状が改善しない時です。
これでほぼ解決します。ほぼって言うと100%じゃないじゃないかって文句を言う人がいますが、100%正しい答えなんてそもそも存在しません。ほぼで十分です。
いらない薬は多い
風邪薬やインフルエンザの薬は不要です。
もっと言えばインフルエンザの予防接種なんて効果がないのでやめた方がいいです。
病院で働いている人やサラリーマンがインフルの予防接種をする理由は、単なる証拠作りです。つまり、インフルにかからないように手は打ったがかかってしまったと言えるただそれだけの理由です。
風邪で病院に行くと医者はわざわざ来てもらったのに何も処方しないと申し訳ないと思い処方箋を書きますが、不要ですよね。
スペイン人の友達に聞いたら、病院に行っても薬をくれないことがあるって言ってました。これが普通です。
もちろん必要な薬もあります。僕の経験上、結核、C型肝炎、免疫抑制剤はかなり効きます。
他にもありますが、僕が個人的に感じたものを挙げて見ました。
血圧の薬なんて何で必要なんでしょうね 笑。
健康食品に効果はない
健康食品って薬じゃなくて食品ですが、効果がないくせに金額が高いですよね。
全く効果がないので不要です。
理由は医薬品の成分が少しでも含まれていると、健康食品とは言えず医薬品に分類されますので、有効成分が含まれていないものに効果があるわけがありません。
これを勧めてくる人は商売のことしか考えておらず、人の健康のことなど興味がありません。それか全くの無知かです。
健康食品は例外なく不要です!!
素晴らしい薬剤師とは
僕が考える理想の薬剤師像は、薬の種類や量を減らす努力をするかどうかです。
薬剤師と医者の関係は社長と部下みたいな関係なので、大抵の薬剤師は処方箋に忠実に調剤します。
薬を出すだけなら調剤マシーンがすればいいと思います。正直機械の方が優れています。
ベテランの薬剤師になると、医者の処方内容を見て何が不要かは簡単にわかるようになりますが、医者と口論したくないので疑義照会せずに調剤することがほとんどです。もちろん、処方に明らかな誤りがある場合は疑義照会をしますのでご安心を。
通院している方だと処方内容がほぼ変わらないので疑義照会することはまずないです。初回の場合は多々疑義照会することはありますが、その後はしません。
そういった事情を考慮した上で少しでも薬の量を減らそうとする薬剤師は本当の意味での仕事をしていると思います。
予防が全て
疲れる前に休暇を取る。
これ以上の治療法はありません。
あと、規則正しい生活をする。
薬はあくまで病気にかかった時に使うものなので、薬を使わないように予防に力を入れましょう。
歯の場合、3ヶ月に1回は検診に行き、歯石除去をしてもらうことが重要です。
まとめ
適当に思ったことを書いて見ました。
他にも思いついたら追加していきたいと思います。
とにかく予防が重要です。
コメント
カツオくん、いつも面白い記事、楽しませてもらってます。 薬剤師が語る薬の不要性は、私が普段から疑問に思ってることの回答があって、非常に頷けることが多かったです。
ありがとう。
コメントありがとうございます。
医療も商売なので仕方ない部分がありますが、やっぱり正しいことを伝えたかったので記事にしました。
薬剤師の中でも意見はそれぞれですので、僕の意見はあくまで一個人の意見と思ってください。でも、風邪に薬が必要と言っている薬剤師に今まで会ったことがないのも事実です 笑。