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モロンダバからアンタナナリボへ Sonatra Plusがまさかの故障!?

左端にいるのは乗客でなく原住民。

 

前日から停電が起こったり嫌な予感はしていました。

さらに当日の深夜、僕は食あたりでぐったり。発熱に下痢と体調は最悪。

まあ、停電になってもガソリンスタンドは空いているし、自家発電があるのでそこは問題なし。

 

問題はバスのクオリティです。

 

タクシーブルースと違ってSonatra plusの評判は上々。何より店員の16人以上は乗せないというルールを守っているからです。

日本ではあり得ないことですが、こちらに定員という概念はありません。

25人乗ったり30人乗ったりというのは当たり前の世界。そんな中この会社は定員を守っているので人気のチケットです。

だから僕も安心して乗っていました。

と言っても山道をすごいスピードで飛ばしていくので本当の意味での安全ではなく、他と比べるとマシという意味です。

 

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順調に進んだ4時間

モロンダバからアンタナナリボまでは約12時間〜14時間くらいかかるので、大体1/3くらいは順調に進みました。

 

 

悲劇の始まり

ここからが辛かった。

運転手が頻繁にバス止め始めます。

なにやらタイヤの様子を確認している。

パンクか?だと思ったのでまあ長く見積もっても1時間くらいでタイヤの交換が終わると思っていました。

 

 

実際はパンクより酷い

修理しようとする運転手でしたが、無理でした。

 

そうなんです。パンクじゃなかった。

どうやらタイヤ付近のケーブルが切れたみたい。(イグニッションコイル?)

 

これは大問題でアクセルやブレーキの信号がタイヤに伝わらないということです。

1箇所だけの故障だったので運転手は何度か進んでみます。でも、様子がおかしいというかヤバイ。

 

最後には全く動かなくなってしまいました。やっぱりアフリカではどんな会社でも、車の点検なんてしないよなと思いつつ様子を伺います。

 

最初はみんなも笑っています。

 

実は話す言葉が全部フランス語なので何一つ状況がつかめない僕。どんだけ待てば治るのか?

っていうよりこれは部品がいるからそう簡単には治らないと思ったので代わりのバスが来るんだろうなと思いました。

 

偶然にも英語がペラペラのフランス人のおじさんが乗っていたので今までの経緯を説明してもらいました。

おじさん曰く、40km先の町から代わりのバスが来るとのこと。大体1時間くらい。

 

代わりのバスがない!?

でも、30分くらいしてから運転手の言葉にみんなの表情は曇ります。

 

おじさん曰く、バスが全部出払ってて代わりがなく、モロンダバから来るとのこと。

 

これが意味するのは4時間待ち。

 

さらに今止まっているところは何もない荒野。

ここです↓

ただただ時間が流れるのを待つだけ。外は暑く、みんなかなりぐったり。

 

僕は食あたりで発熱に下痢と最悪の健康状態。

 

何度か通りかかった車に事態を説明するもまあ無駄。

 

ミニバンくらいなのが来た時は乗って行くかみたいな流れになりましたが、荷物は無理。

 

結局また待ちます。

 

でも、人がほとんど乗っていないミニバンが来たので近くの町で昼ご飯を食べることになりました。荷物は代わりのバスが来たら積み直してそこのレストランで合流することに。

 

レストランにて

レストランで食事を食べてからもいつ来るかわからないバスを待つ僕たち。

みんなぐったりです。

 

明日のフライトまでに間に合えばもうあとはどうでもいいと心に決めてひたすらぐったりします。

 

結局、バスが来たのはレストランに到着してから3時間後。

 

合計5時間待ったことになります。

 

来たのはVIPのバス

このバスが来てみんな笑顔に。

さらにこのバスVIPのやつで16人以上乗れるので座席が余ってきてみんな余裕を持って座れました。

さらに広いので足も伸ばし放題。

 

これ以上問題を起こさないでくれ

何箇所かで休憩をとりながら進んでいると、バスが急にストップ。

 

またか!?

 

と思いながらも状況が全く掴めない僕。

 

おじさんに聞くと、乗客の一人が休憩したところにカバンを忘れてきたらしい。

 

で、モーターバイクで届けに来るから一旦待ちとのこと。

 

なんかマダガスカルってこんなんばっかだなと思いながら、30分くらいの時間ロス。

 

そこからは順調に進み、また休憩を取ります。

 

物売りが。。。

ここでは物売りの人がめっちゃめっちゃ多かったですが、売っているものが人参とかジャガイモとかウクレレもありました 笑。

 

誰も買わんだろうと思いつつまた発進しました。

 

乗客を一人忘れたのでちょっと戻る、置いていかれたおじさん焦っていました 笑。

 

そして最後尾をみるとウクレレを売っていた物売りがバスの中に!!!。

 

いやいやこれは流石にダメだろうと思いながらも進みだしました。

 

日本だとありえないことですがこっちは何でもありみたいです 笑。

 

荷物だけは取られたくなかったのでしっかり握りしめて警戒しておくことにしました。

 

ついに到着!

着いたのは深夜0時

 

長い旅が終わりました。

 

ホテルまでお世話になったおじさんとタクシーをシェアして無事到着しました。

 

朝5時半に出発して到着したのが深夜12時。

 

実に18時間半の旅でした。

 

時間経過

5:35 スタート

9:30 タイヤの様子がおかしくて止まる、荒野で待機

11:50 通りがかったバスに乗り込む

12:30 レストランで食事、荷物を乗せたバスが来るまで待機

15:25 ようやくスタート

24:00 ついに到着

まとめ

Sonatra plusでも、こんなことがあるのだからタクシーブルースってどんだけ地獄なんだと感じた1日でした。

幸いにも僕の予約したホテルが4つ星の高級ホテル(なぜかその日だけシングルルームが2200円でしたので前日に即予約、さらにキャンセル無料)がマダガスカルではあり得ないくらい最高のクオリティーだったのがせめてもの救いでした。

 

悲劇は続く

ホテルについてカバンを開けてみるとLushが溶けていました。あの炎天下の中、車の上にくくりつけられていたから当然といえば当然の結果ですが。。。

でも、乾燥させれば全然使えたので良かったですが入れていたポーチが少しLush臭がするようになったので溶けそうなものは車内に持ち込んだ方が良さそうです。

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