為替相場は変動相場制が当たり前になっていますが、固定相場を採用している国もあります。僕が旅行したときに発見したのは、ボスニア・ヘルツェゴビナとブルガリアでした。
ブルガリアが採用している通貨がレフ(BGN)で、ボスニアがマルク(KM)ですが
1 BGN=1 KM=0.51129€
となっています。
こういう国はなかなかないのでよく記憶しています。
変動相場とは
日本も含めほとんどの国は変動相場(日々レートが変化すること)を採用しているので、各国の経済状況を反映したレートになっています。
1ドル=106円とか107円とかってニュースでよくやってますよね。あれのことです。
このレートが急激に変動すると輸出業者や輸入業社が痛手を負うわけです。
円高と円安
1ドル=100円を基準とすると、
1ドル=120円になれば円の価値が下がっているので円安。
→100円では1ドルのものは買えない。
1ドル=80円になれば円の価値が上がっているので円高。
→100円で1.25ドル分買える。
基本的に円は安全と言われているので、各国の景気が悪くなれば安全資産の円が買われ円高に傾きます。
ドルなんて世界の基軸通貨でなければかなりヤバイ通貨ですからね。
固定相場とは
毎日のレートがずっと同じです。
冒頭でも紹介したように、
ブルガリアが採用している通貨がレフ(BGN)で、ボスニアがマルク(KM)で
1 BGN=1 KM=0.51129€
となっています。
固定相場を採用している国
ブルガリア、ボスニアヘルツェゴビナ、ナミビア、キューバ
ブルガリアはレフ、ボスニアはマルクで0.5€くらい。
ナミビアはナミビアドルで南アフリカランドとほぼ等価。
キューバはアメリカドルと等価。
旅行者への影響
変動相場
かなり影響があります。
円高だと旅行者は大喜びです。
世界の景気が悪いとき(円高)に旅行することが最大の節約ですね。
固定相場
固定相場でも基本的に変動相場と同じことです。
円に対して固定の通貨があれば影響はありませんが、ユーロに対してとかドルに対して固定であれば変動相場と同じようなことが言えます。
なぜなら、ユーロ対レフ(ブルガリア)やマルク(ボスニア)が固定相場でも円対ユーロが変動しているからです。
まあ、旅行するときはユーロのことだけ考えて入れば問題ないです。
ボスニアとブルガリアを旅行してみた
固定相場だからと言って他の国と何もわかりありません。
ATMでキャッシングして現地通貨も得られますし。
よかった点は割とユーロが使えました。
レストランとかでユーロが使え、さらにレートもぼったくりではなかったので固定相場のありがたみを経験しました。
結局、固定相場なので現地に住んでいる人はユーロをもらっても困らないですからね。ただ、どこでも使えるわけではなかったのでご注意ください。
まとめ
固定相場国ってことで経済好きの僕にとっては興味深い国でした。
ブルガリアもボスニアも他の旧ユーゴスラビアの国と比べると物価が一段と安かったのは固定相場の影響ですかね。
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