もう少しいい写真にした方がよかったですが、これが路面電車(通称LUASルアス)です。
東京の電車の乗り換えほど難しいものはないとつくづく思います。
ヨーロッパでの電車やバスの乗り方は似たり寄ったりです。特にロンドンとダブリンなんてほぼ一緒でしたから。
今回は、バス(ダブリンバス)、電車(DART)、トラム(LUAS 路面電車)の乗り方について説明します。
Leap Cardとは
日本でいうSuicaとかICOCAのようなものです。
これを持っていると現金で払うよりかなりお得に乗ることができます。確か30%くらい割引があった気がします。
これは↓僕のStudent Leap Cardです。
日本との違い
日本だと、距離によって金額が変わってくると思いますがヨーロッパではゾーン制を採用していて大雑把に区切った距離(ゾーン)で金額が変わってきます。
このリープカードを使うと、一日に最大◯€以上はかかりませんという上限があります。
例えば、僕の使っているStudent Leap Cardをダブリンバスで利用すると、
一日最大5€、
1週間最大20€です。
Leap Cardの種類
Adult Leap Card
Child Leap Card
Student Leap Card
学生ならStudent Leap Cardの発行を強く勧めます。
Adultよりかなり安く使えます。
詳しくは公式サイトで上限金額等をご確認ください。
Student Leap Cardの作り方
3ヶ月以上滞在する人が作成できます。
必要書類を持ってトリニティカレッジのレセプッション?で作成できます。場所はトリニティカレッジの門をくぐってすぐ左に曲がるとオフィスがあり、即日発行してくれます。
語学学校でも作成できるそうですが、色々制約があるのと作成金額が高くなるのでTrinity Collegeで作成しましょう。
発行に必要なもの
申請用紙(現場にあるのでその場で記入)
入学許可証(僕はエージェントから送られてきたメールに入学許可証があったのでそれを使いました)or 学校からのレター(僕はこれの代わりに入学許可証を使いました)
パスポート
10€(2017.4月はこの金額でした)
3ヶ月以上滞在しないと発行できないそうですが、それ未満の人も必要書類があれば大丈夫だと思います。僕の友達で2ヶ月しか学校にいない子も作成できていましたから。ヨーロッパの子で入学許可証をもらっていない子は作成できていませんでしたが、それ以外の子は作れていました。学校からのレターか入学許可証があれば問題無いです。
学校で発行してもらうレターは3ヶ月以上のコースに申し込んでいない限りもらえないと思います。
ちなみに国際学生証があれば、申請用紙と10€のみで大丈夫のようです。これが一番手っ取り早いですね。
Student Leap Cardのメリット
運賃が安くなる
学割が使える
これは公共交通機関だけでなく、Bootsという薬局やマクドナルドやティンバーランドなど割引が効くところが多いので作ることをオススメします。
まあ、国際学生証を持っていれば学割に利用する必要はありませんが。
海外旅行する際には持参することをお勧めします。例えば、フランスのルーブル美術館では26歳未満のヨーロッパの学生は無料ですのでStudent Leap Cardがあれば無料で見学可能です。国際学生証のみだとヨーロッパの学生の証明にはならないので注意してください。
一般的なリープカードの作り方
ちなみに観光客の場合はStudent leap cardは作れないので、空港のインフォメーションデスクやコンビニ(空港だとSpar)、街中のコンビニでも作れます。
一般的なリープカードの他に24時間券や72時間券などのビジターリープカードもありますので自分の観光プランにあったものを選べます。ビジター用はバス、ルアス、ダートの全てに乗り放題です。
大人用のリープカード:€5のデポジット+自分のチャージしたい金額
24時間券:€10
72時間券:€19.5
ちなみに大人用のリープカードはStudent Leap Cardと比べると割引率は悪いですが仕方ありません。
ダブリンバス
ここから出て来る金額はStudent Leap Cardで使った場合の話ですので、ご注意ください。
新しい家に引っ越してからは、毎日バスを利用しています。
僕は週5日学校に通っていて、週の上限の20€に達するので28日間で80€支払っています。
これ↓があるところがバス停です。
乗り方
バスが来たらここに止まって!みたいな合図をします。うまく説明できませんが、乗るということを合図しないと素通りされますので気をつけてください。
目的地までの距離が短い場合は、運転手に行き先か運賃を伝え、リープカードをタッチしましょう。そこまでの金額が引かれます。もちろん現金でも購入できますが割高になるのとお釣りがもらえないので注意してください。
お釣りはその場ではもらえませんが、領収書をバスセンターに持参するともらえますがめんどくさいですよね。
一日の上限に達すると思った場合やかなり遠くに行く場合は、運転手さんに行き先等を伝える必要はなく、バスに乗ってすぐ右側を見るとリープカードをタッチするところがあるのでそこにタッチしましょう。
運転手さんに行き先を伝える必要のない方は右側からスッと入って機械にタッチしましょう。
↓では左側の行き先や運賃を伝える列は並んでいますが、右側の金額が上限に達してる人の列はガラガラです。少しわかりにくいですが、ピンクで囲っているのがタッチする機械ですので2.6€(上限)の支払いを了解できる方はタッチ。運転手さんに伝えた方は真下くらいに機械があるのでタッチ。
近くで見るとこんな感じです。
自動的に2.6€引き落とされます。往復だと、通常5.2€ですが上限に達するので5€ということになります。
ステージ制を導入しておりステージによって運賃が変わってきます。よくわからないかもしれませんが、要は一定の距離を超えると値段が変わってくるということです。
運賃の調べ方
スマホアプリを使いましょう。
正直、使いにくいです。Google Mapと連携してくれれば使いやすいのですがそうなってないので欠陥品だと思っていますが、使った方が便利なのでダウンロードをお勧めします。
アプリ起動後、左上のメニューみたいなのをタップ
Fare Calculatorをタップ
バスのルートはグーグルマップで目的地を入力すると教えてくれます。
必要事項入力
右上のステージが15で14以上なので上限の2.6€が支払われますので、運転手に行き先を伝える必要はなく機械にタッチしましょう。ステージ14以上で上限の2.6€に達します。
別の例
先ほどの例より場所が近いです。
この場合、ステージ14未満なので運転手に行き先か運賃を伝えた方がいいです。僕なら運賃を伝えます。
2.05€なので、two fiveと伝えます。
お金の言い方ですが、2.50€ならtwo fiftyです。
二階建てのバスなので、僕はいつも2階に座りますが距離が近い場合は1階でもいいと思います。
降車の際は、日本と同じようにブザーのボタンを押し正面か中央から出て行きましょう。正面から出る時は運転手にThank youを忘れずに。
待ち時間検索
主要なバス停には電光掲示板があるので、あとどれくらいでバスが到着するかわかるのですがないところや壊れているところもあります。その時にバスの時刻を調べる方法を伝えます。
先ほどのアプリを起動。
バスナンバーを検索します。
検索結果からあとどれくらいでバスが来るかがわかります。
しかし、全然正確ではありませんので注意してください。たまに残り1分とかになっていても10分以上来ないこともあります。あくまで目安です。
また、朝のラッシュ時とかにバスが満員の場合は合図をしても素通りされることもあります。その時は次のバスを待つしかないです。
トラム LUAS
数分に1本くらいのペースで来るのですごく便利ですが、スピードが遅いです。
ルアスっていうのは、ゲール語(アイルランド語)でスピードって意味なんですがスピードには期待してはいけません。笑
以前、トラム通学をしていて学割を使って30日間で63€です。
結構高いですよね。
アイルランドのトラムは他のヨーロッパと同様に改札がないので、乗車券を買っていなくても乗ることができますが違法です。時々抜き打ちチェックがあるので、違法なことをしていると罰金として80€払わないといけませんので注意してください。言葉のわからない外国人ぶっても無駄です 笑。
3ヶ月使っていたのですが、抜き打ちチェックがあるのは平日の昼間や休日ですね。平日の朝のラッシュ時には1度くらいしか見たことがありません。ですが、ハラハラするので必ず料金は払いましょう。
普通の人はLeap Cardにチャージして乗る前に駅のホームで機械にタッチ、降りた駅でも機械にタッチします。
僕の場合は、タッチは不要で定期のチケット(紙)とStudent Leap Cardを常に持ち歩いていました。
乗車時と降車時の両方、これ↓にタッチするのを忘れずに!!
チケットや定期の買い方
Leap Cardの方がお得なので紙のチケットを買うことはまずないと思いますが、一応説明します。
どこの駅にもこの機械が置いてあります。
Standard ticketsを選択。
行き先を選択。タッチパネル式です。
今回はセントラルからZone2を選択しています。
定期を購入したい方は30 Dayを選択してください。
今回はアダルトのシングルを選択したので2.4ユーロでした。
支払いはクレジットカードか現金で。
チケットをゲットして終了です。
電車 DART
改札もあり日本の電車に近いです。たまに改札のない駅もありますので、その時はLUAS同様プラットホームにある機械にタッチするのを忘れずに。
基本的に特記することはありません。
Leap Cardのトップアップ(Top up)方法
もちろんコンビニ等でもできますが、今回はLUASの券売機での方法を説明します。
LUASの券売機でトップアップ(チャージ)したからといってルアスでしか使えないということはないのでご安心を。
何もしていない画面からオレンジのところにLeap Cardを挿入します。
トップアップしたい金額を選択し支払。
これだけです。至ってシンプル!
ちなみに上記の方法はクレジットカードでの支払いになります。
キャッシュを使いたい場合は、Cash&Goを押してから現金を挿入してください。最低、5€からチャージできます。
まとめ
ダブリンでの公共交通機関について記載しました。
バスが二階建てなので木の枝に毎回ぶつかって行きますが、そんなのおかまいなしです。笑
ロンドンもほぼ一緒だったのですが、アイルランドにはない地下鉄を持っていたのがでかかったです。あと違いは、バスを降りる時にロンドンは必ず中央から降りることと24時間運行しているバスがあったことですね。
最後に大切なことを。
ダブリンの年配の人はLUASに誇りを持っているので遅いとかダサいとか言わないように。笑
僕はホストファミリーに言った時に総攻撃をくらいましたから。笑
逆に若者にはネタになるので話題にするのはアリですよ。
コメント
ダブリンに留学してる者です。すっごく有力な情報ありがとうございます!
Student Leap Cardについて伺ってもいいですか?
1日最大5ユーロ、1週間最大20ユーロとのことですが、例えば1週間7日間バスに乗っても最大20ユーロですか?
私は今30daysでチャージしてるので、1日3,80ユーロなのですが、1週間乗って20ユーロだったらそっちの方がお得だなと思いまして!
ご質問ありがとうございます。
おっしゃる通りで、月曜日から日曜日までで最大€20(バスのみの場合)の支払いのみです。
おそらく、maiさんが言われているのはRambler Ticketsのことだと思いますが、これは30日間連続でなくて任意の30日間をその金額で乗れるというものなので週に1,2回くらいしか乗らないような場合にお得感が出て来ます。
ですので、毎日バスに乗られる場合はStudent Leap Cardでタッチした方がお得ということになります。