前回、アトピーの治療方法の基礎を紹介しました。
そして、今回は実際に行なっている治療について説明と報告をします。
アトピーの治療方法の基礎についてはこちら↓
病院選び
まず、病院選びですが今回はプロアクティブ治療をしたいのでそれをしているところを探します。病院に直接聞いてもいいですが、インターネットで検索した方が確実です。
「アトピー プロアクティブ 都道府県」
で検索すればヒットします。
ネット検索した方がいいのは、ホームページに情報を記載している病院は、年齢若めのアトピーを専門としている医師が在籍している可能性が高いからです。
高齢の医師が悪いわけではないですが、医療は日々進歩しているので元から新しい知識を持っている医師がいる方が心強いです。ネットを使っているところは若いはずです。
それと若い医師の方が腰が低く、優しいので色々相談しやすいです。
初診の内容
- 治療方針の説明
- 血液検査(アレルギー検査とTARC)
治療方針については、前回説明したプロアクティブ療法なので割愛します。
血液検査について
- アレルギー検査
- TARC
血液検査の結果は1週間から10日くらいでわかると思います。
項目 | 基準値 | 測定値 |
IgE | 170未満 | 3100 |
ハウスダスト | 0.35未満 | 100以上 |
スギ | 0.35未満 | 75.2 |
ヒノキ | 0.35未満 | 27.2 |
カモガヤ | 0.35未満 | 39.6 |
ヨモギ | 0.35未満 | 0.33 |
アルテルナリア | 0.35未満 | 0.22 |
マラセチア | 0.35未満 | 46.9 |
小麦 | 0.35未満 | 2.13 |
TARC | 450未満 | 566 |
小麦はアレルギーがあるかもと思って追加で検査してもらったので通常は含まれていません。
アトピーの人は花粉症を持っている人がほとんどだと思いますが、その言葉通りスギ、ヒノキにもしっかり反応しています。
一番ひどいのはハウスダストです。ハウスダストのメインはダニ。
マラセチアは顔以外のニキビの原因になる真菌です。顔は細菌が原因と考えるのが一般的です。
TARCは566で軽症の部類でした。重症だと思っていましたが案外マシでした。
処方された薬
ロコイド軟膏:顔
リンデロンV軟膏とヒルドイドソフト軟膏の混合薬(1:1):体
保湿剤(市販):ピアソンHPクリーム、ヘパドロイド油性クリーム、ピアソンHPローションなど
これを朝、風呂上がりの1日2回たっぷり塗っていきます。
ツルツルになるとステロイドの頻度を落とすため、保湿剤が必要になりますがこれは市販のでもOK。上記で紹介した保湿剤はヒルドイドのジェネリックみたいなものです。
治療推移
5/9 病院受診、治療開始
5/14 顔ツルツルになったのでOK
5/18 顔は保湿開始(3日に1回ステロイドに減らした)
5/19 2回目の受診(体も3日に1回のステロイドに減らす方針に)
5/21〜現在 全身、3日に1回のステロイド塗布
治療前(画像)2020.5.9
顔
目を隠していますが目の周りがジュクジュクしてました。
首
デコルテ
腕
足
治療1週間後(画像) 2020.5.17
顔
顔は綺麗になりました。
首
デコルテ
腕
足
治療2週間後(画像)2020.5.24
顔
撮り忘れました。すいません。
首
この時から腕や背中にニキビができ始めました。
アトピーと違うと判断できたのは白い芯があったからです。
これの対処法についてはまた説明します。
デコルテ
腕
ステロイドを塗っていない箇所である肩にニキビが多数でき始めました。これは背中にできたものと同じです。
足
治療3週間後(画像)2020.5.31
顔
変化がないので、また撮り忘れました。すいません。
首
デコルテ
胸のあたりにニキビができてます。
腕
アトピーの関節部分は順調ですが、肩のニキビは良くなりません。
足
治療1ヶ月後(画像)2020.6.10
顔
首
デコルテ
腕
腕のニキビが良くなってきました。
足
まとめ
治療1ヶ月ですが、リバンドもなく順調にアトピーが落ち着いてきています。
このまま治療を継続したいと思います。
市販の保湿剤や体ニキビの対処法は別記事で紹介します。
使用した保湿剤→ピアソンHPクリーム、ヘパドロイド油性クリーム、ピアソンHPローション
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